今年も梅雨が到来しました。
じめじめ・べとべとで気が沈む方も多いかもしれませんが、
湿気の多いシーズンは補聴器にとっても危険な季節!
突然の感度低下や故障を防ぐため、今回はオススメの乾燥グッズを
タイプ別にご紹介します。
これを参考にご自身に合った乾燥グッズを探してみてください♪
➀“取り扱いが簡単”な乾燥グッズはコレ!
機械式の乾燥グッズ主流となっていますが、取り扱いが難しそう…と
一歩引いてしまう方も多いのでは?
そんな方にオススメなのが、「補聴器用乾燥ケース(税込1430円)」です。
使用方法は簡単で、お使いの補聴器をケースの中に入れるだけ!
中の乾燥剤がじっくりと湿気を取り除いてくれます。
乾燥ケース内の乾燥剤は、一定期間経過すると効果が弱まるため、定期的に交換が必要です。
※湿度検知紙の色が青色→ピンクに変色したら交換のタイミングです。
※補聴器用電池は乾燥が苦手なため、乾燥の際は必ず電池を外すようご注意ください。
➁“除菌も出来る!”乾燥グッズはコレ!
乾燥はもちろん、除菌にもこだわりたい方には
「パーフェクトドライラックス(税込9900円)」がオススメ!
30分のスピード乾燥で、中に溜まった湿気をしっかりと乾燥。
また、紫外線UVランプ搭載で雑菌やバクテリアを99%除菌してくれます。
乾燥剤の交換も不要で、経済的にも◎。
※補聴器用電池は乾燥が苦手なため、乾燥の際は必ず電池を外すようご注意ください。
③“充電式補聴器の方にオススメ”の乾燥グッズはコレ!
充電しながら、しっかり乾燥・除菌が出来る「ドライキャップ(税込8800円)」
使い方は充電ケースの上からかぶせて、ボタンを押すだけでOK。
2時間(内4分UV除菌)しっかりと乾燥できる『ドライ&クリーンモード』と
ちょっとした合間に除菌が出来る『クリーンモード』の2種類のモードがあり、
用途合わせてご使用できます。
周りで何も音が鳴っていないのに様々な音が聞こえる症状を「耳鳴り」と言います。
耳鳴りの有病率は人口の15~20%といわれています。中でも人口の2~3%、日本全体では約300万人の方が苦痛の強い耳鳴りのため耳鼻咽喉科を受診しています。
非常に多くの方が耳鳴りで悩んでいらっしゃいます。
耳鳴りの治療法は薬物療法・音響療法・心理療法など様々ありますが、そもそも原因が多様なため症例にあった治療法を選択することが非常に難しく、標準化されていないのが現状のようです。
今回は、現在行われている耳鳴り治療法の中で、補聴器による音響療法についてご説明したいと思います。
①サウンドジェネレーター(耳鳴り治療器)による音響療法
ノイズを聞かせ耳鳴り音を軽減することにより、耳鳴りに対する順応を促進する。
②補聴器による音響療法
補聴器を通して背景雑音を聞くことにより、耳鳴りに対する順応を促進する。
③サウンドジェネレーター付き補聴器による音響療法
①、②を同時に行う。
シグニア 耳鳴り治療器付き補聴器ITCI3
耳鳴りに対してはこうした治療法が選択される場合があります。実際に耳鳴りが緩和されたという報告もされているようです。
尚、これらは医療行為に当たるため補聴器販売店で独自に行うことが出来ません。耳鳴り緩和のために補聴器を使いたいという方は、必ず初めに耳鼻咽喉科を受診し医師にご相談ください。
日本聴覚医学会「耳鳴診療ガイドライン2019年版」参照