補聴器を使用している方への接し方
補聴器をつけるとすぐにすべての音や声が聞きやすくなると思われがちですが、実際には補聴器をつけても聞き取りにくさは残っています。
補聴器を使用している方へ接する時にはちょっとした気配りをするだけで聞き取りが改善しますので、そのポイントを紹介します。
1, 近づいて話す。
相手との距離が離れると聞き取りにくくなります。特に周りがうるさいときに有効です。
2, 顔を向けて話す。
話を聞くために目からの情報も重要です。表情が見えて口の動きがみえると言葉も聞き取りやすくなります。
3, ゆっくりはっきりと話す。
早口だと音声の理解が間に合わないことがあります。
4, 普通の声の大きさで話す。
音は補聴器が大きくしてくれるので大きな声でなくても大丈夫です。
5, 相手の注意を引いてから話す。
聞く姿勢ができていないときに会話が始まると、会話の最初を聞き漏らしてしまう事があります。
6, 言い直しや言い換えをする。
たとえば2日(ふつか)と20日(はつか)は聞き分けにくいので、「にじゅうにち」など言い換えることで理解しやすくなります。
7, 伝わっているか確認する。
聞こえてなくてもうなずいてしまう場合があるため。大事なことはもう一度伝えると効果的です。