楽しかったGWの連休も明けて5月も中旬となりましたが、
皆様は今年の連休はどのようにお過ごしでしたか?
ここ数年はコロナ禍ということもあって、外出を控える方も多かったかもしれませんが、
今年は久しぶりにお出かけを楽しんだり、親戚の方々と集まった方も多いのではないでしょうか?
さて、以前のような賑わいが戻ってきたことは喜ばしいことですが、
補聴器のきこえの点で言うと、人混みなど“ざわざわ”と騒がしい場面では
「雑音」がうるさくて聞こえにくくなってしまうということもあります。
一般的に雑音(騒がしさ)が大きくなるほど、会話の音が聞こえにくくなります。
健聴者には問題のないような雑音でも、難聴者にとっては難しいということもあるんです。
最近の補聴器には高性能な雑音抑制機能が付いているものもありますが、
それ以外にも雑音・騒音下での聞き取りをしやすくする方法があります。
それが“両耳装用”です。
「え?両耳にした方がうるさくなっちゃうんじゃないの?」
とお思いの方もいるかもしれませんが、
雑音がある場面では両耳で音を聞くことがきこえの助けになることもあります。
これは両耳で聞くことによって、聞きたい音と不要な音を選別する
「カクテルパーティー効果」という身体の機能が働くからと言われています。
正確な仕組みなどはまだ解明していないことも多いようですが、
簡単に説明すると
『カクテルパーティーのような騒がしい場面でも、自分が興味のある内容や、
自分の名前には無意識のうちに注意を向けて自然と耳に入ってくる心理効果』のことです。
片耳だけで音を聞き分けようとすると、この効果を得るのが難しいと言われています。
もちろん全ての人に補聴器の両耳装用がおすすめというわけではありません。
きこえの聴力レベルによっては片耳の方が適している場合もあります。
そのあたりはご相談を頂いた際に、丁寧にカウンセリングさせて頂きますので、
気になった方はぜひお気軽にお問い合わせください。