梅雨における補聴器のお手入れ

5月も後半になり、まもなく梅雨の時期となりますね。
梅雨は補聴器にとって苦手とする【湿度】が高くなる季節・・・

湿気や汗、水分が補聴器の内部、音を調整するアンプやレシーバー内に溜まると
部品にサビがつき、
・音がプツプツ途切れる
・突然音が出なくなる
・音が歪む
などのトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。

修理ともなれば数万円かかることも・・・

できるだけこのような状況にならないよう、店舗での定期的なお手入れと
ご自宅でできる日常的なお手入れをオススメします!


まず、急な雨や汗をよくかいた日には、電池タイプ・充電タイプ問わず
まず柔らかいメガネ拭きのような布で補聴器全体の水分を拭き取りましょう


〈電池タイプの場合〉
各メーカーから出ている乾燥ケースへ電池を抜き取り、
電池蓋を全開にして入れましょう。
可能であれば一晩入れておくと安心です。

※この時、補聴器の電池は必ずケースの蓋のマグネットシートにつけてください。
一緒に乾燥ケースに入れてしまうと電池の消耗が早まります。


〈充電タイプの場合〉
充電タイプの補聴器は充電器に乾燥機能がついているものも多く出ています。
充電している間に乾燥できるため、充電器に入れる前に軽く水分を拭き取るだけでOK。
ただ充電器の蓋を閉めていないと乾燥機能はOFFになるものが多いため、
充電器に入れたあとはしっかりと蓋も閉めましょう


ただ卓上タイプの充電器だと乾燥機能がついていないものも・・・
その場合は
・機械式乾燥機を使用する
・充電式補聴器向け乾燥機を使用する 
この2パターンで補聴器の乾燥が可能です。

通常の乾燥ケースの他に電源を用いた機械式の乾燥機があります。
電気加熱や送風によって乾燥させるタイプです。
ほとんどの商品でUV照射機能が付いているため、除菌も簡単にできます。
ただし、充電しながらの除菌・乾燥はできないため、
充電は乾燥機に入れる前に完了しておくか、翌朝充電する必要があります。

 

機械式乾燥機だと手間という方には充電式補聴器向けの乾燥機をおすすめします。
ご使用の場合は補聴器を充電器に入れてから乾燥機を被せてスイッチONすると空気の対流で循環し乾燥。
充電しつつ、乾燥もできるため翌日も充電残量を気にすることなくお使いいただけます。

 


何気なく使っている補聴器ですが、お手入れをすることによって
より快適にお使いいただけます。
定期的なお店でのお手入れもお任せください!
お気軽にご来店のご予約お待ちしております。

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